1.自律神経とは

自律神経の役割
自律神経は、私たちの体の無意識な働きをコントロールする神経系の一部で、生命活動を維持する上で欠かせない役割を果たしています。

1,内臓の働きの調整

・心臓の拍動(心拍数の調整、呼吸の速さ)
・消化や腸の動き

2. 体温調節

・発汗や血管の拡張・収縮を通じて体温を一定に保つ。

3. ホルモン分泌の調整

・ストレスに反応してアドレナリンやコルチゾールを分泌。

4. 体内環境の維持(ホメオスタシス)

・血圧、血糖値、血中酸素濃度などを適切な範囲に保つ。

自律神経は「体の自動運転システム」のようなもの。私たちが意識してコントロールしなくても、常に体を最適な状態に保つよう働いています。

これが正常に働かなくなると体調不良や睡眠障害、ストレス症状などが出ることが多いので、自律神経のバランスを保つことはとても重要です。
交感神経と副交感神経

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つの働きがあります。

• 交感神経:ストレスや緊急時に活性化し、心拍数を上げたり、筋肉を緊張させて「戦うか逃げるか」の状態を作る。

• 副交感神経:リラックスや休息時に働き、消化や修復を促進。

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自律神経が乱れる原因
自律神経が乱れる、主な原因として多いのは

・ストレス
・生活習慣の乱れ
・睡眠不足
・運動不足

などがあげられます。
特に「ストレス」が原因の8割を占めるといっても過言ではありません。

自律神経が乱れてしまうと身体の正常なコントローラーができなくなってしまうため、身体的・精神的に様々な症状が出てきます。
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2.自律神経失調症の症状

身体的な症状
人により症状は様々で多岐に渡ります。

・頭痛
・めまい
・不眠
・胃腸の不調
・だるさ、倦怠感
・疲れが取れない
・動悸
・ほてり、発汗異常
・のどや胸のつかえ感

これらから1つだけの方もいれば、重症になるとほぼ全ての症状が当てはまる方もいます。これがさらに悪化していくと「うつ病」に発展していく場合もあります。
精神的な症状
身体の表面には出てこないため目に見えにくく、気づいたらこういった症状があったと感じる場合もあります。

・イライラしやすい
・情緒不安定
・やる気が起きない
・不安になりやすい

こういった症状はなかなか抜け出せなくなることがあります。精神的な負担がかかることでさらに身体的にもストレスがかかり不眠が悪化するなどして、悪循環に陥りやすいのも特徴です。
睡眠の問題
睡眠の問題としては大きく2つに分かれます。

・入眠障害
・中途覚醒

入眠障害とは寝つきが悪くなることをいいます。寝つくまでに30分以上かかる場合は注意が必要です。中途覚醒は夜中や朝方に途中で目が覚めることをいいます。基本的には一度でも途中で目が覚める場合は注意が必要です。

1番の問題はこれらの睡眠障害により「日中の活動の質が低下してしまう」ことです。
年齢によって睡眠時間が変化していくのは必然的です。年齢を重ねると睡眠のためのホルモンが減少するため朝方になると目が覚めてしまうといったことが起こってきます。

つまり睡眠時間が「長く取れた、少ししか寝れなかった」だけを基準にするのではなく、日中の眠気や集中力が低下していないかなども考慮して判断する必要があります。
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3.よくある原因

ストレス
自律神経が乱れる原因のほとんどはストレスといっても過言ではありません。

ストレスがかかると、体は「危険が迫っている!」と認識して交感神経を活性化させます。

• ストレスホルモン(アドレナリンやコルチゾール)が分泌される。
• 心拍数や血圧が上昇し、体が「緊張」状態に入る。
• これ自体は短時間なら問題ありません。例えば、テスト前や運動時に交感神経が働くのは正常な反応です。

しかし、ストレスが長時間続くと、交感神経が「ずっとオン」の状態になり、副交感神経が働きづらくなります。
 交感神経が優位な状態が続くと、、、

• 副交感神経の「回復機能」が抑えられる。
• 常に緊張した状態が体に負担をかける。
• 体が「休む」モードに入りにくくなり、疲労が蓄積する。
• 夜になってもリラックスできず、眠りが浅くなる。
• 消化機能が低下して胃腸が不調に。
• 筋肉が硬直して肩こりや頭痛が起きる。

交感神経が優位な状態が続くと、副交感神経に切り替わるタイミングが減ります。
• 自律神経はシーソーのような関係だけど、交感神経が強すぎるとシーソーが偏り続けるイメージです。
• その結果、心と体が「緊張状態」から抜け出せなくなってしまいます。

さらに、ストレスホルモンのコルチゾールが多い状態が続くと、、、

• 脳の「視床下部」や「海馬」(自律神経を調整する司令塔)がダメージを受ける。
• これにより、副交感神経の働きがさらに抑えられる悪循環に陥る。

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不規則な生活リズム
不規則な生活は自律神経が乱れる大きな原因になります。

・夜更かし
・スマホやゲームの過剰な使用
・休日の寝溜め

夜のスマホやゲームによって強い光を浴びると「メラトニン」という眠気を誘うホルモンが出なくなります。普段の寝不足が溜まると、「睡眠負債」といって寝不足の借金ができます。借金はすぐに返せるような量ではないので、1日寝溜めをしたところで無駄です。むしろリズムが崩れて休み明けの精神状態を悪化させてしまいます。
栄養・食生活
身体を動かすために必要なホルモンは、当たり前ですが体にある栄養素から作られます。つまり偏った食事や変則的な食生活をしていると、必要なホルモンが作られなくなったり、必要なときに分泌されないということが起きます。

・偏食
・食べる時間がバラバラ

特に朝食は体内時計をリセットさせる役割もあります。人は起きてから15,6時間後に強い眠気が来ると言われています。それのスタートにあたるのが「朝食」です。朝食。食べなかったり遅いとそのスタート地点がバラバラになるので眠気がこなかったり、遅くなるということが起こってきます。
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4.自分で自律神経を整える方法

運動
セルフで自律神経を整えるためには運動は欠かせません。特に交感神経が優位な状態で下がりにくくなっている(リラックスできていない)方は効果的です。
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入浴

お湯の温かさが体をリラックスさせ、緊張していた交感神経の働きを抑えて副交感神経を優位にします。これにより、心身ともに落ち着いた状態を作ることができます。

・体温の上昇と冷却でリズムを整える

入浴で体温が上がり、入浴後に体温が下がることで、自然な眠気が促されます。これは、体温の変化が自律神経のリズム(昼は活動、夜は休息)に合うためです。

・血流促進で全身がリラックス

温かいお湯に浸かると血行が良くなり、筋肉のこわばりがほぐれるため、ストレスが軽減されます。これが副交感神経を刺激します。

呼吸法

• 4-7-8呼吸法

1. 4秒かけて鼻から吸う

2. 7秒間息を止める

3. 8秒かけて口から吐く

→ 副交感神経が優位になり、ストレス軽減効果が高いです。

• 腹式呼吸

1. 鼻からゆっくり吸い込み、お腹を膨らませる

2. 口からゆっくり吐き出し、お腹をへこませる

→ 横隔膜の動きが活性化し、リラクゼーション効果が高まります。

生活習慣の見直し
先述したように朝食を食べる時間や寝る時間、起きる時間もできるだけ固定したほうが体内時計が一定になり眠気のタイミングなどが整いやすくなります。

それに加えて、夜はスマホやパソコンの時間を減らすほうがベストです。難しければ照度を落とすなどして光刺激を減らす工夫をしましょう。
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5.最後に

ひとりで悩まない
先ほども書いたように、自律神経が乱れる原因のほとんどはストレスからくるものです。それによっていろいろな症状や悩みが出始め、さらにそれがストレスになっていく悪循環に陥ってしまう方がほとんどです。

この負のスパイラルから抜け出すためには、どこかで断ち切らなければいけません。いろいろ試したり調べたけどわからない、自分ではどうしようもできなさそうと思った方は迷わずご相談ください。

通われている方のほとんどが改善して悩みから解放され、理想の自分を叶えて生活されています。改善が見えるまでの期間も方法もみなバラバラです。生活も違えば性格も違います。ひとりひとりに合った改善方法や生活習慣のアドバイスもしていきます。ゴールに辿り着くまで全力で寄り添いお手伝いしますので、みなさんの力になります。


〜あなたの未来が幸せでありますように〜


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